大人の複視

複視って・・・
複視(ふくし)とは、
ものが二重に見えることです。
両目で見ると二重だけど、片目で見ればダブってない。
それは左右の眼の向きがずれて、像が重ならない状態で両眼性複視。
一方、片目でみても二重っぽい見え方。
それは乱視や白内障など、目そのものに原因があるかもしれない片眼性複視。
今回は両眼性複視の加齢性斜視のお話
加齢で目の周りの組織がゆるみ、目の位置がずれて起こります。
サギングアイ症候群と呼ばれることもあります。
どんな見え方になる?
視線が上下にずれる + 内側にずれる
こんなふうなズレが多くあります。
特に上下ずれが大きく影響することが多いようです。
横に長い文章を見ると、文字が重なって見えたり、分離して見えたりします。
「あれっ?」と感じて集中して見ると一つに戻ることもあります。

上下ずれ?? 内ずれ??? 外ずれって???
左右のずれはある程度なら、目の外眼筋という筋肉で補正することができます。
これを「運動性融像力」といいます。
でも、補う力には限界があります。
ズレが大きかったり、長時間補っていたりすると
二重に見える・目が疲れる・頭痛がすることがあります。
所持する力の1/3以内くらいが無理なく補正を続けられる境界線です。
加齢性斜視は、最も補正が弱い上下方向と、視線を外へ広げる開散の方向の補正が
必要となるため、複視やひどい目の疲れが起こりやすくなます。

※複視が急に起こった。頭痛やめまい、吐き気が伴う場合は、先に専門医への診察が必要です

